提供システム
行動分析学および関係フレーム理論の手続きを、支援者が日々の実践のなかで運用できる形に 落とし込んだシステム群です。課題の作成から実施・記録・進捗の把握までを一連の流れとして扱います。
共通する設計の考え方
有効性が確認された手続きが現場に届かない理由は、多くの場合、理論の難しさではなく実務の負荷にあります。 刺激をそろえる、提示順をランダム化する、正誤を記録する、達成基準に達したかを判断する。 一つひとつは小さな作業でも、毎回積み重なれば手続きは省略され、やがて使われなくなります。
当法人のシステムは、この負荷を引き受けることに設計の焦点を置いています。 支援者が判断すべきことに集中でき、手続きの一貫性が結果として保たれる状態を目指します。
MTS ─ 見本合わせ課題
見本刺激に対する比較刺激の選択によって、刺激間の対応関係を学習する課題です。 画像・音声・文字の刺激を扱い、刺激群を階層構造で管理できます。
提示順のランダム化、正誤フィードバックの方式、試行数と達成基準の設定に対応します。 画像には出典情報を保持し、提示時にクレジットを表示します。
SE ─ 刺激等価性
直接訓練していない関係が訓練済みの関係から派生する現象を、体系的に訓練・検証する課題です。 反射性・対称性・推移性それぞれの検証系列を設計し、訓練フェーズと検証フェーズを分けて実施できます。
どの関係を訓練し、どの関係を検証に回すかという設計の判断は支援者・研究者に残しつつ、 系列の組み立てと実施の管理をシステムが担います。
RFS ─ 関係フレームスキル(Relational Frame Skill)
関係フレーム理論(Relational Frame Theory, RFT)に基づき、刺激どうしを関係づける反応 ─ 関係フレームづけ ─ のスキルを評価し、訓練する課題です。
関係フレームづけとは、刺激そのものの物理的な性質ではなく、刺激間の関係にもとづいて反応することを指します。 関係フレーム理論で扱われる関係のパターンを課題群として構成でき、 新たなフレームの追加にも対応できる設計としています。 特定の関係の集合に固定されないため、研究の進展や現場の必要に応じて対象を広げていくことができます。
MTS と SE が個々の刺激対の関係づけを扱うのに対し、RFS はその関係づけを より広い関係のパターンへ拡張する位置づけにあります。言語や思考の柔軟性の土台となるスキルであり、 支援の対象として直接扱えるようにすることがこのシステムの狙いです。
関係フレームスキル訓練(Relational Frame Skill Training, RFST)の枠組みのもとで、 評価と訓練を一連の流れとして実施できます。
WS ─ ワークサンプル課題
職業リハビリテーションにおける作業課題です。実際の職務に近い作業を通じて、 作業の正確性と能率を評価し、訓練します。
テスト・訓練・セルフチェック・作業能率訓練の4つのモードを備えます。 同一の課題を評価目的で用いるか訓練目的で用いるかをモードで切り替えられるため、 評価から訓練への移行が同じ枠組みのなかで完結します。
作業種別ごとに複数のセットを用意し、支援対象者の状態に応じて割り当てられます。
導入について
支援機関、教育機関、研究機関に向けて有償で提供します。 料金体系、利用規模、試用の可否については個別にご相談ください。
【料金体系が固まったら、この節に価格表または「お問い合わせください」の方針を明記してください。 価格を出すか出さないかは営業判断ですが、何も書かないと問い合わせの前段で離脱されやすくなります。】